NETIS登録番号
TH-190001-VE

基礎工事コラム

150tクローラークレーン 電動バイブロ ウォータージェット併用 シートパイル打設 一工程

お役立ち基礎コラム

150tクローラークレーンによる
鋼矢板シートパイル Ⅳ型 12m
電動バイブロ ウォータージェット併用
一工程をノーカット、早送り無しでご紹介します。

時々挿入される別角度の映像は
次の鋼矢板の映像をかぶせているものです。
掛かっている時間は変えていないので
実際の一工程をご覧頂けます。

長いですが
是非 最後までお付き合いください。

 

 

Ⅳ型 12mの鋼矢板シートパイルに
ジェット管を取り付けます。

ジェットバンドを溶接します。

エンドレスワイヤーで玉掛けをします。

ワイヤーの外れ止めを設置します。

準備完了。合図をして吊り上げます。

既に打込んである
シートパイルのセクションに差し込みます。

導材定規に沿って降ろし
カマセと呼んでいるストッパーを挟みます。

カマセは鋼矢板が内側に捻れるのを防止するもの。
とはいえ差し込み角度が重要なことは不変です。

この時ウォータージェットのノズルが土砂で
詰まってしまうことを防ぐため、
ジェットを始動させておきます。

バイブロを降下させシートパイルを掴みます。
距離がある上にピンポイントで
チャック部分を鋼矢板に入れなければなりません。

これがとても難しく、時間が掛かったりします。

無事バイブロが鋼矢板を掴んだら
電動バイブロを始動させ、ジェットは出力を上げます。

電動バイブロの起振力と自重で
鋼矢板を地中に打ち込んでいきます。

ウォータージェットの高圧な水の力で
硬い地盤を先行して壊しながら
シートパイルは埋め込まれていくわけです。

所定の高さまで打込んだら
電動バイブロを停止させ、ジェットは出力を弱めます。

チャックを開放しバイブロを吊り上げます。
孫フックでジェット管を引き上げます。
その時点でウォータージェットを停止させます。

クレーンを旋回させ次の鋼矢板に向かいます。

この時、バイブロのキャブタイヤ油圧ホース
何かに引っ掛かる可能性があるので、
下回り作業員による介錯が不可欠です。

ジェット管を次のシートパイルの上に倒します。
ベント管部分を上端に引っ掛けます。

ジェットバンドを溶接、吊りワイヤーを玉掛けします。
次の工程に進みます。

 

以上が一工程の流れになります。

 

 

 

最後までお読み頂き
ありがとうございました。

来年も鴫原基礎を宜しくお願い致します。